インディアン直伝の浄化方法と簡単にできるアレンジ

ごきげんよう。レイキマスターのまいです。
「自分の家をパワースポットにする方法」で浄化の方法をいくつかご紹介しました。

今回は、「自分の家をパワースポットにする方法」でご紹介した浄化方法のうちの煙での浄化方法についてさらに詳しく教えます。煙での浄化方法は人間や空間のみならず、パワーストーンなど物の浄化にも使うことができるので、やり方を知っておくと便利ですよ。

スマッジングとは
1. スマッジングに必要な物
2. スマッジングの方法

スマッジングとは

煙での浄化方法は古くは古代エジプト、中国、インド、日本の神社の常香炉など昔から世界各国で行われていました。

では、なぜ煙で浄化ができるのでしょうか？これは単純に考えて、煙が物理的に空気を動かすことで、その場の悪いエネルギーを動かすということが一つ。それから、お香に使われている植物などに抗菌・抗ウィルス効果があるものを使うことで、除菌作用があります。
例えば、ネィティブインディアンの祈祷によく使われているセージという植物。セージには抗菌・抗ウィルス効果があり、セージの煙が空気中のバクテリアを殺菌するということも報告がされていて、密閉空間で１時間セージを焚くと94％のバクテリアが減り、一ヶ月後もバクテリアが増えていなかったそうです。私もセージを乾燥させたものやお香を焚いて、その煙で家中を浄化するようにしています。
自分の家をパワースポットにする方法

スマッジングはアメリカのネィティブインディアン（先住民）のスピリチュアルな儀式でシャーマンという祈祷師が行なわれている浄化の方法です。スマッジ＝smudgeとは「燻（いぶ）す」という意味。ハーブを燻したときの煙で空間や土地などを浄化させ、けがれを祓います。スマッジングは西暦1000年前も前から行われており、500以上の部族で乾燥したハーブの煙を使った浄化が行われていたことが分かっています。

スマッジングの手法はいくつかありますが、ここでは伝統的なスマッジングの方法と家で簡単にできるアレンジについてご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。

スマッジングに必要な物

ネィティブインディアンの生活は大自然の中にありました。自分たちも自然の一部であると考え、自然を敬愛し、共存してこそ自分たちが生きていけると考えていました。そこで大地・水・火・風のエレメンツを使用することで魂が宿り、小さな地球になると考えたのです。そして、母なる地球につながり、感謝の敬愛の気持ちを持つことで浄化を行なったのです。
では、それぞれのエレメンツをあらわすスマッジングに必要な物を見ていきましょう。

ハーブ

大地をあらわします。
スマッジングに使用される代表的な乾燥ハーブといえばホワイトセージです。食用で売られているセージやハーブとは異なる種類の場合がありますので気をつけましょう。スマッジング専用のハーブはオンラインショップなどでも購入できます。私はバンドルと呼ばれる束になっているものを使用しています。

スマッジングに使われる主なハーブとその効能をご紹介します。

ホワイトセージ　主に人・空間・対象物のネガティブなエネルギーの浄化。
スイートグラス　主に人・空間・対象物のネガティブなエネルギーの浄化。瞑想にお勧め。
ラベンダー　平和を呼び込み、リラクゼーションや愛を深めると言われています。
バジル　愛、お金を引き寄せると言われています。
月桂樹　身体的なパワー成功とお金の象徴、オリンピックでもお馴染みですね。

ちなみに風水ではオレンジの皮を燻して浄化を行うことがあるそうですよ。

土や砂

同じく大地をあらわします。私はその日の気分で、土、マンハッタンビーチの砂、ヒマラヤンソルトを使っています。ハーブも大地をあらわしているので、簡単に行いたい時には土がなくても大丈夫です。

アバロン（アワビの貝殻）

水をあらわします。受け皿として使うので、アバロンがないときは耐熱性のグラスを使用し、水をあらわすエレメンツとしてグラスに入った水や小さな貝殻などを近くに置いておいても良いと思います。

キャンドル

火をあらわします。小さなお子様がいる場合には、火の扱いには十分に気をつけましょう。簡易的に行う際にはライターやマッチの火を使って下さい。子どもがスマッジングの真似をする可能性を考えて、私は子どもがいない時にスマッジングを行なっています。浄化の前に安全を第一に考えましょう。スピリチュアルを実践的に使うには、まず地に足が着いていることが重要です。

羽

風をあらわします。私が使っている羽はシェイエンリバーシオックスというネィティブインディアンの部族の人に作ってもらいました。羽がない場合には窓を開けて風を入れても良いと思います。ただし風で火が煽られないように気をつけて下さいね。

その他

伝統的な方法ではありませんが、お好みでパワーストーンなどを置いておきましょう。大地のエレメンツにもなるし、そのパワーストーンをすぐに浄化することもできるし、少し本格的になって気分も上がります。

スマッジングの方法

ネィティブインディアンのシャーマン直伝の家のスマッジングのやり方です。

祈る

創造主（この解釈はそれぞれ違って良いと思います。）と地球に、悪いエネルギーを浄化できるように、良いエネルギーが入ってくるように、良心に従ってのみ、このスマッジングを行うことをお祈りします。私はレイキマスターですので、ここでレイキを降ろします。

火を付ける

受け皿にするアバロンの上で乾燥ハーブに火をつけます。伝統的にはハーブに火を付けたまま、もしくは炭で燻した煙で行いますが、ハーブに火がついたままだと煙がすごいです。我が家には火災報知器とスプリンクラーを付けているので、あまり煙が出てしまうと大変なことになってしまいますので、セージに火が点いたら炎を消して蚊取り線香のように煙だけ出ている状態で使っています。皆さんも火や煙の取り扱いには十分に注意して行うようにしてください。

浄化する

羽で煙を煽って自分自身の浄化から始めます。
玄関からスタート
玄関でもう一度お祈りをして、お祈りをしながら時計回りに家の中を煙で浄化していきます。時計回りに回るのは悪いエネルギーを出して良いエネルギーを回す意味があるそうです。
スマッジング中に「この家に愛と笑いと健康と富をもたらします。」というように自分が家に引き寄せたい願いを祈ると波動も上がりますね。
キッチン・お風呂場・トイレなどの水場は最後に浄化します。
最後にもう一度玄関に戻ってきます。創造主と地球にスマッジングのお礼を言います。
完全に火を消したことを確認しましょう。

以上でスマッジングでの浄化は終了です。燃えた後の「灰」も浄化作用があるとされているので、観葉植物の肥料に使ってもいいですね。捨てても特に問題はないので安心して下さい。

ここでは伝統的なスマッジングの方法とアレンジ方法をご紹介しました。
以下の場合は、ぜひ本格的なスマッジングを行なってみて下さいね。